〔12〕劇団FLAG演劇公演『アルカ』

作・演出/伊藤海 音楽/服部響(andante)

アルカ

こえは、はるけくゆく。はるけく、きみのもとへ――

 わたしには、今年で100さいになるおおきいばあちゃんがいる。名前はアルカ。一日のうち、20じかんくらいはずっとねむってる。
ずいぶんとおいむかし、ずいぶんとおいとこにある、サンホワットという町からやってきたんだそう。
けれども、おおきいばあちゃんのはなしはどこまでうのみにしていいかわからない。
なんたって、おおきいばあちゃんのはなす、その町でのできごとはまるでめちゃくちゃ。
 ふざい市長という市長がいて、せまりくるせんきょにむけてえんぜつをしていたとか、ことばのつうじないビスぞくのネジというひとがいて、
ほんやくロボットをつくったとか、旅する詩人から、ことばをかなでるぼうしをもらったとか。森のかいぶつをたいじしたはなしなんかは、
きくたんびに、けつまつがかわってしまう。
 100さいともなると、あたまのなかでおきてることと、げんじつでおきてることがぜんぶいっしょになってしまったのよと、母さんはいっている。
けれどわたしは、おおきいばあちゃんのはなすサンホワットのはなしがすき。よくねむれるからね。
あるときから、おおきいばあちゃんは、何日も何日もねむりつづけるようになった。わたしもきづいたら、そのよこでねむっていて…

『アルカ』は実在する人びとへのインタビューをもとに創作する「すこしファンタジー」な物語です。
「むかし好きだったひとがほんと、王子様みたいなひとで…」「学校の先生が海賊みたいなひとで…」「うちの旦那はパソコンを擬人化したみたいなひとで…」
イメージの中の人びとは、じつに彩り豊かで自由。
それらの物語をあつめて、作曲家、服部響さんのピアノの生演奏で紡ぎます。
出演するのは、経験豊かな役者陣に加え、公募によって集まる人たち。
どこにでもあるような、けれどどこにもない、遠い国での、ふしぎな人びとの物語です。

とき2023年1月14日(土)①19:00 / 15日(日)②14:00 ③17:00
ところ宮崎市清武文化会館 小ホール
入場料等前売・当日ともに 一般2,000円 高校生以下1,000円 ※日時指定・全席自由・税込
チケット発売日 : 2022年11月13日(日)10:00~ ※名前・日時・券種・電話番号をお知らせください。
主な出演者伊藤海、下水流いつみ、新納愛未(ユニットぱすれる)ほか、公募により決定する出演者の方々
お問い合わせ劇団FLAG
 Twitter : https://twitter.com/flag_myzk
 Mail : flag.myzk@gmail.com
 TEL : 080-8564-5762(担当/伊藤)
企画・制作劇団FLAG
劇団FLAG
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